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EVEREVE / Stormbirds

Stormbirds

Country: Germany
Genre: Gothic Metal
Order: 2nd Full
Release: 1998

Rate: 95



1. Embittered
2. Fields of Ashes
3. Escape
4. On Lucid Wings
5. Martyrium
6. The Failure
7. The Downfall
8. Dedications
9. Stormbirds
10. As I Breathe the Dawn
11. Spleen
12. Universe
13. A Part of You
14. Valse Bizarre





外を歩けばその寒さに身を震わせて、屋内にいても暖を取らなければならない季節、冬。そんな冬の凍てつくような哀感を見事に表現したアルバムがこのEvereveの「Stormbirds」です。
ジャンルで言えばゴシックメタルになります。ゴシックと聞くと耽美的なサウンドを想像すると思いますが、このアルバムもその例に漏れず劇的耽美サウンドを奏でております。しかしそこにはメロディックデス的アプローチが少なからず感じられるように思えます。メロデス特有の情感を湛えたギターワークやボーカルの悲壮感溢れる歌唱が曲の扇情度を強めていて、なんとも素晴らしい出来に仕上がっています。メロデス的、というと芋臭いクサメロがあるのかな?とか思う方もいると思いますが、そんなことはなく、あくまでもメロデスで表される激情をゴシックメタルのテイストでやったというのがこのアルバムを唯一無二の名盤に仕立て上げていると思うのですね。強いて言うならメロデスの泣きパートをさらに強めたメロディをシンフォニックな音で包み、"ゴシック"に仕立て上げた、でしょうか。なので曲は完全にゴシックしてます。ヘヴィさの中に少しメロデスが感じられるというだけで。

寒々しい1. Embitteredから始まり、そのまま2. Fields of Ashesへと雪崩込みます。もうこれイントロで名曲確定ですよ。なんなんですかねこの曲から溢れる哀しみは……特徴的なリフとともに盛り上がっていく様はまさに鳥肌モノで、ヘヴィさの中にもきちんと美しさがありますし聞き手のツボを押さえてるなぁという感じがします。しかしこれはまだ序章に過ぎません。次からも落涙ヘドバン必至の曲ばかりですから。
3. Escapeも短いインストながら悶絶級のメロディで素晴らしいのですが、次の4. On Lucid Wingsがヤバすぎて霞んでます……まぁ3. Escapeと4. On Lucid Wingsとでセットみたいなものなのですが(4. On Lucid Wingsの中に3. Escapeのメロディが出てきますし、サビで"Escape"と言ってますし)。というかそんなことはどうでもいいんですよ!このイントロのリフを聞いてくださいリフを!頭おかしいくらい泣けますよ!神曲認定ですよ!その後のちょいナルシスト入ったボーカルに少し拒絶反応ありますけどもう慣れましたわ!しかも3:43ほどから繰り出されるフレーズ……はいノックアウト。何回聞いても泣ける。ギターとキーボードが一体となって作るこのメロディは個人の自己満足になることなく協力していいものを作ろうという姿勢が垣間見えて素晴らしい。

5. Martyriumはわかりやすい曲たちと比べるとダークであまり目立ちませんが、ギターとピアノが美しい佳曲ですね。これも厳しい冬の様相を的確に表した曲だと思います。というか、5. Martyriumからの6. The Failure~7. The Downfallがこのアルバムのハイライトと言ってもいい流れなんですよ。暗鬱な曲調から一転、一気に視界が開けたようなインストの6. The Failureを通って、ゴシックメタル史に名を刻むであろう超名曲7. The Downfallが始まります。もうね、この曲完璧なんですよ。哀愁を軽く飛び越えた泣きのメロディに頭を掻き毟らんばかりのボーカルのエモーショナルなデスヴォイスが乗るというベタな曲なんですが、ヘヴィなものそんじょそこらのゴシックメタルバンドが束になっても勝てないくらいのクオリティを出してます。この曲のためだけにアルバムを買ってもいいくらいですし出会えたことに感謝するレベルです。

さすがにThe Downfall級の曲はありませんが、このあともギターが泣きに泣きまくってエラいことになっている9. Stormbirdsや13. A Part of Youなどもめちゃくちゃ良いです。終始紡がれるピアノの美しさに溜息すら出ない11. Spleenも名曲。14. Valse Bizarreは少し雰囲気が異なり、狂った舞踏会(?)のような3拍子の曲になっています。だんだん速くなる曲調にアルバムの大団円を感じますね。その後4分ほどの無音部分があり、RPGの氷の洞窟のBGMのような冷たいインストが始まります。まぁこれは正直蛇足って思いますけど……どこをとっても冷たい質感しか感じられない雰囲気は圧巻です。
長々とクソみたいな文章垂れ流してきましたけど、短くまとめるならこうなります。
大名盤。全曲良い。捨て曲一切なし。
泣きたい人は聞きましょう。

余談:
この「Stormbirds」と1stの「Seasons」でボーカルだったTom Sedotschenkoは翌年の1999年1月5日に自殺を遂げています。なのでこのアルバムが遺作ということに……
んー最初はボーカルが取っつきにくいと思いますが、なかなか(この頃の)Evereveのサウンドに合っていたのですが…残念ですね。



Escape ~ On Lucid Wings



ちなみにこれがリリースされた1998年はTheatre of TragedyやAnathema、Opeth、Therion、Tristania、The Sins of Thy Belovedなどのゴシックメタル勢がアルバムを出していた年らしいです。すげぇ……



公式HP
http://welcome.to/evereve

テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

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No title

こんばんわ
今年は色々記事見ました来年も頑張ってください。
あまり複数のブログは見ないので自分と少し違うものを聴いてる人の紹介等は
自分の知らない音楽を知るいい機会で結構楽しんでます。

さらっと聞いてみましたが
ボーカルがすこーーしタイプオーネガティブっぽいですねぇ
ゴシックはあまり聞かないのでタイプオーネガティブのイメージも脳内でうつろですけど

このバンド聞いててHollenthonってのの2ndもいい感じに聞けるんじゃないかなーって思いました
捨て曲なしってアルバムじゃないけどいい曲もあるので時間があれば聞いて見てください

ついでに名前に使ってますが僕一押しはgorgorothの3rd「under the sign of hell」です
これの2011はどうしてこうなった臭がすごいですけど
これはいいですよ。

ではスラドミにジーンが来ることを祈りながらまた来ますww

コメントありがとうございます

こんばんは!
ありがとうございます!来年も細々とやっていきます。よろしくお願いします。
いえいえ、見ていただいて恐縮です……私もいろいろと聞いていかなければいけないな、と日々反省する次第ですよ…

Type O Negativeですかー。Type O~は未聴なのですが、案外ねちっこい声ですよねw 
でも高い声もデスヴォイスも出るしなかなか器用なVoだと思うのです。
Hollenthonも気になってますね~Youtubeで聞いた曲がなかなか良かったので。2nd見つけたら買ってみます。
やっぱりGorgorothといったらそのアルバムですよねw 散々言われてるドラムの音も好みですw

ジーンきますかねぇ…w
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