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パスピエ / 幕の内ISM

幕の内ISM (初回限定盤) (DVD付)

Country: Japan
Genre: Pop/Rock
Order: 2nd Full
Year: 2014

Release: 90



1. YES/NO
2. トーキョーシティ・アンダーグラウンド
3. 七色の少年
4. あの青と青と青
5. ノルマンディー
6. 世紀末ガール
7. とおりゃんせ
8. MATATABISTEP
9. アジアン
10. 誰?
11. わすれもの
12. 瞑想

初回限定盤付属DVD
1. OPENING ~ S.S
2. デモクラシークレット
3. トロイメライ
4. 名前のない鳥
5. とおりゃんせ
6. フィーバー





前作から約一年のスパンを経てリリースされた2ndアルバムです。
去年の個人ベストでも1位にしたパスピエですが、早くもフルアルバムが届けられました。パスピエ独自の色をふんだんに織り交ぜ1stよりもバラエティに富んだ快作に仕上がったと思います。


個人的には、このアルバムは4つに分けられると思います。

1. "YES/NO"、"トーキョーシティ・アンダーグラウンド"、"七色の少年"は、アルバムの方向性を位置づける重要な冒頭を飾る3曲。
前作と比べて強烈なインパクトはないものの、フルアルバム第2弾として届けられるにはあまりにも脂が乗りまくったかのような円熟味が感じられます。以前よりもギターサウンドが前面に出ていることもあってか、楽曲全体に締まりが出てきてよりバンドサウンドとしての魅力が発揮されています。
印象としてはこの3曲は明るい反射光に彩られた近代建築群の中を爽やかな風が吹き抜けていくような疾走感溢れる楽曲になっていて、一歩間違えば無機質に聞こえてしまう音遣いに、成田ハネダ氏のアレンジと大胡田なつき氏の透き通ったアクア色の歌声が加わり、生命の息吹さえ感じさせるかのようなサウンドに仕上がっているのが興味深い。
特に早々とMVが作られたリードトラック"トーキョーシティ・アンダーグラウンド"は彼らの短いキャリアの内でも既に堂に入った緩急の付け方とメロディの妙によりパスピエ流アートポップロック然とした芸術性が感じられる名曲。

2. "あの青と青と青"、"ノルマンディー"、"世紀末ガール"では、冒頭3曲の流れを汲んだ爽快曲から初期に見られた真骨頂でもある「なんだかよくわからないけどクセになる」ような耳を惹きつける楽曲が並んでいます。
"あの青と青と青"はシングル「MATATABISTEP」の両A面ソングとして書き下ろされた楽曲。これがもう本作ハイライトと言ってもいいんじゃないかってくらい良い曲で。。。ひねくれたギターワークが印象的なAメロからダイナミックに広がるサビ、成田ハネダの独壇場ともいえる間奏から美しい余韻を残すラストに至るまで、心を動かされっぱなしで素晴らしいとしか言いようがありません。
"ノルマンディー"、"世紀末ガール"もそれぞれ印象は違うものの他のバンドには為し得ない個性を存分に表現した佳曲といえるでしょう。

3. "とおりゃんせ"、"MATATABISTEP"、"アジアン"ではシングルカットされた2曲を含んでいて、即効性が非常に強く現段階でのパスピエにとってのキラーチューンが並ぶアルバムの中でも多くのリピートを誘う箇所です。
"とおりゃんせ"は中華フレーズから流れるように和の雰囲気を醸し出す今作随一の名曲ですし、"MATATABISTEP"はパスピエ流ディスコソングとでもいえそうな踊れる曲です。"アジアン"は前作「演出家出演」に入っていそうな、シングル曲を肉迫する中毒性を持っているし、ライブ映えしそうなドライヴ感が表出した楽曲群となってます。

4. "誰?"、"わすれもの"、"瞑想"は打って変わってミドルテンポに落ち着いていて、アルバムのラストへと向かっているという感覚を覚えずにはいられません。とはいっても"誰?"は第2ブロックよりも個性が爆発している感がありますが。なにが起こるかわからない喜劇のようなハチャメチャさと心地よさが溢れた曲です。
そして、この曲の流れから聞く"わすれもの"と"瞑想"の2曲が秀逸。全体的には1stミニの"夕焼けは命の海"、2ndミニの"最終電車"などに代表される「泣ける」曲に仕上がっているのですがその大胡田の歌唱とアレンジの妙に驚きまして。"わすれもの"では幻想的な雰囲気に歌唱と歌詞が見事にマッチしており、ノスタルジックに展開する"瞑想"でも静かになるサビ前の部分でのボーカルは背筋がゾクゾクするほど。最後に相応しい曲なのでアルバムとしてのまとまりが凄く感じられますね。


全体として初期のパスピエを彷彿とさせるようなクセになる曲が多くを占めているので、1stミニ「わたし開花したわ」、2ndミニ「ONOMIMONO」などが好きな方は気に入るでしょう。
明らかに計算してやっているであろう自分らのサウンドを完全に手中に収めるセルフプロデュース力印象に残ったのはギターが前作よりも目立っていて一つ一つのフレーズが練られていること。そう…ギターはもっと自己主張していいんだよ……
そして、前作がライブ感を意識したのに対して、今作ではアルバム単位で制作したという印象が強いですね。飽きずに全体を通して聞けるというのは素晴らしいことですが、自分としては前作から迸る熱気が忘れがたいので満足度は少し点を落としました。ですが素晴らしいことには変わりはないため愛聴盤となりそうです。
これからも成長し続けるであろうパスピエが音楽界に今後どんな音を響かせてくれるのか楽しみでなりません。


初回限定盤には2013年「演出家出演」ツアーファイナル、赤坂BLITZでのライブDVDが付属しています。このときには自分もいたのですが、参戦したライブがDVDで見られるのはやはり嬉しいものです。
会場で思ったのと同じように、DVDで見ても大胡田のボーカルが不安定なのは相変わらず……他の楽器隊はきっちりしているのに対して余計に目立ってしまうから修正してほしいんだけどなぁ。



とおりゃんせ





公式HP
http://passepied.info/

Twitter
https://twitter.com/passepied_info

Facebook
https://ja-jp.facebook.com/passepied111


1stミニ「わたし開花したわ」感想
http://emptylord81.blog93.fc2.com/blog-entry-631.html

1stフル「演出家出演」感想
http://emptylord81.blog93.fc2.com/blog-entry-704.html

テーマ : 邦楽
ジャンル : 音楽

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