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シソンヌライブ「trois」

赤坂RED/THEATERで2015年1月28日~2月1日にわたり行われたシソンヌライブに行ってきました。
今回からはDVDが発売されるようなのでネタバレの自己責任は各自でお願いします。



2014年8月に行われた「deux」に続いての第3弾公演。
KOCでの優勝も追い風となったか、結構早い段階でチケットは売り切れていたんじゃないですかね。
今回のライブは前回よりも"単独ライブ"というものを意識した作りであったと思います。
普段のネタ見せで出てくるキャラをふんだんに盛り込んだ前回とは違い、今回はあくまでも一個のライブとして、細部に至るまで練られた全体で一つの見世物として機能していたのではないでしょうか。


以下、各ネタの感想。タイトルは適当。

・手荷物検査
空港でお馴染みの手荷物検査。じろう扮する一癖も二癖もある人物と長谷川扮する検査員との応対。
いきなりの思いもよらない小道具の登場に大きな笑いが生まれ、その後もおかしなやり取りに笑いがそこここで生まれ掴みはバッチリ。彼らにしてはベタなコントでしたね。しかも頻繁に出てくるぶん投げオチでしたしw このコントにはある伏線が仕組まれていたのですが、終わってみればなるほどねぇと……でも一回見ただけでは意味は半分ほどしかわからず疑問が残るばかりでしたが。

・目覚まし時計
きました、女形のじろう。今回のライブのじろうは3つのコントで女役を演じているのですが、三者三様の女性像を演じきっていて流石でした。
前回の「出産」のコントを思わせるような最初から異質な雰囲気が漂うヒステリックな物語でテーマとしては割とシリアス。誰もがその状況に陥る可能性のある重いものでしたが、そこからさらにはみ出る狂気を演じることによって見る者に不思議な緩和を起こし笑いに繋げていました。

・同級生
直前のコントとは打って変わって4分ネタなどにありそうな題材。演劇チックなものではないのでテレビのコント番組でも見ることができそうですね。
高校以来の友人同士が喫茶店で偶然出会うところから始まるこのコントは、ちょこちょこ挟まれるワードがじわじわ来てそこに天丼で被せてくるので余計に可笑しかったです。妙に理屈っぽいじろうの言い草にも「よく考えてみると確かにそうかも」と無理やりねじ伏せられてしまう説得力があるのが見ていて面白かった。他の芸人にもありそうな題材ですがシソンヌの雰囲気でやられるとまた面白さも違いました。

・先生とのお弁当会
今回の中で一番笑ったコント。
給食の時間、職員室に生徒を一人呼んでお弁当を食べながらいろいろなことを話そうという教師の計らいにより呼ばれた生徒が誇大妄想を膨らませるネタ。だんだんと手が付けられなくなっていく生徒を抑えようにもなかなか怒ることができず状況は悪くなっていく一方で(ここらへん、テーマに体罰問題を扱っているのがいいスパイスになっている)、ゲームやアニメに感化された思春期の子供よろしく暴走していく様がめちゃくちゃ面白くて後半のはっちゃけっぷりには大声あげて笑ってしまいました。これまでのコントにも感受性の高い子供の役はありましたが、これはその中でも白眉。

・杖
全コントの中でも一番ネタ時間が短いですが極めて重要な意味を持つコント。
駅前で杖を振り回して怒鳴る老人に興味を引かれるじろうとそれを制する長谷川。遂には当の老人のもとへ駆け寄っていってしまうという怖いって言ってる本人が一番怖いパターンですw 小道具頼りなコントですが、これが後々に効いてくるんですよね……

・トイレの清掃員
シソンヌに潜む狂気が明確な形を持って現れたなかなかバイオレンスなコント。
ここまで露骨にやられると少し辟易してしまいますがその分くだらなさもあって緩急の使い分けによる笑いがありました。いったいどこからこういう発想が生まれるのか……

・道案内
前回の「タクシー」にも似た非常にハートフルなコント。考えさせられたりブラックな面が強い今回の単独の中ではそういう意味でも輝いていたコントですね。
住宅街の入り組んだ場所に家を建てた男と駅から自宅までの道順が覚えられない女。男は自らが車を運転して女に道を覚えさせようとします。ここからなぜあんなにほっこりする展開になるのかがわからない…w すごく素敵な物語でしたわ。じろうは「タクシー」のときの艶美な女性にも似た色気のある女を演じていました。でも男がヤンキーっぽい風貌なので、それに惚れてる女という絶妙な立場を表現するのは難しかっただろうなと思います。

・野祭り
ある村の危険な風習について聞かされる男の話。終始コメディチックに進んでいきますが背後の様相はかなりブラックで、死人も出ているのに嬉々として祭りの話をする村の男に背筋がうすら寒くなります。会話の内容はぶっとんだ面白さでまた理屈っぽい台詞も出てきますがこの物語の続きが気になるコントでした。

・認知症の母と息子
最後のコントは思わずズルいと言ってしまうような、ライブだからできるよく言えばシソンヌらしいコント。
認知症の初期段階を患う母親とサラリーマンの息子。母親が陽気だからこそ笑えますが、テーマとしてはかなり踏み込んだものでラストの場面は少し涙腺が刺激されてしまったほど。よくこの題材を選んだな、と。そしてよくこんなにこの話題で笑えるものを作れるな、と。その技量に感心してしまいました。そこで終わらせないのが芸人魂を感じますけど、色んな意味で奥行きを感じさせるコントでした。


コントとコントの間に別のコンビの片割れが出演するショートムービーが挿入されていて、これがコント世界とのリンクを見せています。ある男の一日の背後で様々な人間ドラマが生み出されていく過程が描かれていますね。おそらくここにも小ネタがいっぱい詰め込まれているはずなので何回か見ないと全貌はわからないんだろうなぁ。

結論としては、もう堪能しました。様々な世界を表現するシソンヌが見れてお腹いっぱいです。
あくまで日常に即した世界をなぞっているのにいつの間にか唯一無二の展開に引き込まれていくという真骨頂は単独ライブでしか見れないものなので少しでも興味がある方は見に行くことを激オススメします。
劇場でこの「trois」のDVDの予約をするとシソンヌ二人とチェキが撮れるアイドルみたいなサービスもやってました。自分はパスしましたが。


次回のシソンヌライブは5月29日~6月7日の10日間で、場所は恵比寿エコー劇場。題名は「quatre」。
10日間はヤバい……

テーマ : 芸人ライブ
ジャンル : お笑い

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