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OMNIUM GATHERUM / Grey Heavens

Grey Heavens

Country: Finland
Genre: Melodic Death Metal
Order: 7th Full
Release: 2016

Rate: 92



1. The Pit
2. Skyline
3. Frontiers
4. Majesty and Silence
5. Rejuvenate!
6. Foundation
7. The Great Liberation
8. Ophidian Sunrise
9. These Grey Heavens
10. Storm Front





フィンランドの叙情メロデスバンドによる7thアルバム。
前作はまるでフィンランドの壮大な景色を想起させるような雄大なメロディックデスで大変満足でしたが、今作もまたOmnium Gatherumの新たな一面を垣間見せてくれる作品に仕上がっています。

彼らお得意の叙情メロディは勿論今作でも顕在ですが、その生かし方が以前とは違った趣を見せています。以前はアルバム全体に通じるアトモスフェリックなテーマに則ったサウンドにそのメロディを響かせていましたが、今回のアルバムでは一曲一曲が個々に独立した形で表現されているように思えます。なので、アルバムの流れを意識して聞くよりは現在のOmnium Gatherumが持てる全てを出し尽くした珠玉の10曲という見方で聞くほうがスッと心に入ってくるかもしれません。とはいえ、一貫的でないということでは断じて無く、楽曲の根本に通底するサウンドスケープは間違いなく「7thアルバム「Grey Heavens」」としてパッケージされたものとして作られており、このアルバムと楽曲との相互の関連性や一曲一曲の完成度を鑑みても彼らの最高傑作と言っても過言ではないのかな、とも思います。
1. The Pitから幕を開ける本作はアグレッションと叙情性が見事に融合しており、特に3. Frontiersや5. Rejuvenate!で聞くことのできる煽情的なメロディとダイナミズムは白眉と言ってもよく、ストリングス類の使い方が過去作と比べて抜群に上手くなっています。良くも悪くも自分たちの雰囲気に縛られていた感のある前作と比較しても、今作でのギターとキーボードが生み出すサウンドの相乗効果は一元的でない奥行きを感じさせるものであり、メロディの煽情度と相俟って非常に洗練された印象を残します。中でも終盤に配置された8. Ophidian Sunriseに至っては、悲哀と希望が入り混じるような展開に翻弄されまくりで、リフでもソロでもメロディでもこちらを殺しにかかってくる号泣必至の大名曲となっています。今作でもスローテンポの2. Skyline、4. Majesty and Silence、9. These Grey Heavensが随所に配置されていますが、それまでのアトモスフェリックな音像は影を潜め、暗鬱さとそこに差し込む一条の光のような対比にスポットを当てたような感触が強くなっており、前作までにあった多少の冗長さも気にならなくなっています。

ギターのMarkusがInsomniumに加入したことがOmnium Gatherum自体に影響を与えているのかどうなのかはわかりませんが、作を重ねるごとに叙情性が増している気がしないでもありません。結成20年にして覚醒した感のあるOmnium Gatherumがこれからどうなっていくのか楽しみでなりません。



Frontiers





公式HP
http://www.omniumgatherum.org/

Facebook
https://www.facebook.com/omniumgatherumband/

テーマ : HR/HM
ジャンル : 音楽

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